こんにちは。
トレーナーの渡邉弘貴です。
身長がよく伸びる成長期に、踵や膝の痛みが出る場合があります。
診断名で言うと、
- 膝の場合、オスグッド病
- 踵の場合、シーバー病
と診断される事が多いです。
当院でも、シーバー病に悩まされる選手や学生を診させていただいております。
シーバー病がわからない方のために簡単に説明をします。
シーバー病
シーバー病は踵の痛みが主な症状です。
発症しやすい人の特徴として
- 成長期(10歳前後)
- 男の子
- スポーツをやっている
- 扁平足、内股などの骨格の乱れがある
4つが挙げられます。
扁平足、内股などの骨格の乱れは見逃せませんね。
理由は、後半に記載します。
なぜ、シーバー病になってしまうのか???
成長期で、骨が出来上がっていない状態で運動をすることにより
踵への負担はかかってしまいます。
特に、サッカー・野球・バスケ・陸上など
- 跳ぶ
- 走る
- 跳ねる
と言う動きが多いスポーツは体にかかる負荷も大きくなります。
ふくらはぎの硬さがあって、その硬さが踵に負担を与えていると考えることもあるかも知れません。
その場合、硬いふくらはぎをマッサージすれば治るはずですが、
踵の痛みは大きく変化しない事がほとんどだと思います。
間違いではないですが、原因はもっと他のところにあると考えられます。
なぜ、治らないのか?長く続いてしまうのか?
痛みは身体の危険信号です。
身体のどこかが悲鳴を上げていると言うとわかりやすいかも知れません。
例えば、
- 身体の循環がうまくいっていない
- ホルモンバランスが乱れてしまっている
- 消化不良が起きてしまっている
などといったように、
身体の正常な働きが乱れてしまっている時に身体の危険信号として痛みが出てしまいます。
内臓がしっかり働いていないと、自律神経を介して脳へのインプットがなされます。
そして、脳が困っている状態だと判断をします。
そのために筋肉の力を発揮させないように指令を出すために、体を休ませようと力が出ない状態とさせてしまったり
痛みを危険信号として出してしまいます。
なので、踵や脚だけでなく身体の機能が正常かどうかと言うところを見ていく必要があります。
良いタイムが出ているが、
- ニキビが多い選手
- 夏バテをしやすい選手
- 便秘や下痢が多い選手
- やる気がなかなかでない選手
- 口内炎がよくできる選手
- 痛みがある選手
といったような選手は注意が必要です。
なぜ、内臓の機能が低下してしまうのか???
原因の一つとして、骨格の乱れが挙げられます。
骨格の乱れとは、
- 扁平足
- 外反母趾
- 手の親指
- 鳩胸
- 猫背
- 内股
などです。
一度、お子様やご自身の体をチェックしてみてください。
早い子で3歳から乱れ始めます。
このような骨格は、筋肉を包む膜に負担を与えてしまい、その部位だけでなく
内臓の働きを低下させてしまうことに繋がります。
内臓が悪くなるのではなく、働きづらい状態になります。
このような骨格の乱れがある方は、身体をケアする必要があります。
今回は、手を例にとってケアの方法をお伝えします。
手の膜を整えるエクササイズ
手の親指、手首には循環に司る筋膜が存在します。
親指がゆるい方は、筋膜の硬さから循環器への負担をうけているのでチェックをしてみてください。
陸上競技では、
- 高速の腕振り
- クラウチングスタート
の時に手指に負担がかかります。
- 爪がボロボロになりやすい
- ささくれが治りにくい
- よく物を落とす
- 冷えやすい
- むくみやすい
- 指に力が入りにくい
- 握力がよわい
- 指がカクカクする
という状態の方は、循環器が働きづらい状態になています。
まずは、ご自身でエクササイズをしていくといいと思います。
今回は、循環器を取り上げました。
「走る」と言う事で足に着目しがちですが
腕振りを高速で行う陸上選手にとって上半身を整える必要なエクササイズになります。
- 痛みがなかなか改善しない
- 痛みなく競技をやっていきたい
- 一度身体をチェックしてもらいたい
無料でのご相談もお受けしています。
気になることがありましたら、お気軽に下記からご連絡ください。
痛みなく競技に集中できるようにサポートさせていただきます。
Conditioning BRIDGE
アスレティックトレーナー 渡邉弘貴
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