うまく走ることができない方へ 自分に合った走り方を身につけよう【腹筋系①】

走ることが苦手で、遅くはないのだけれど動きがぎこちない、もう少しスピードが欲しい

速く走りたい気持ちはあるけれど

どうすればいいか分からないと悩んでいる親御様へ

 

コンディショニングブリッジの澤田です。

 

小学生の段階で、走ることに対して「苦手」意識がある、うまく走れない、転倒しやすいと悩んでいる方は多いと思います。

 

 

そんな中で、一生懸命走ろうとするとアゴが上がり上体が起きてしまう、ももが高く上がらず速く走れないなどの悩みはありませんか。

 

そんな悩みをお持ちの方に、お子さんが速く走れる方法を今日から3回に分けてご紹介します

 

自分に合った体の動かし方、走り方ができるようになることで、運動が好きになる、自信が持てるようになることは、小学生高学年、中学生以降に大きく影響をしてきます。

 

 

早めに改善ができると良いと思いますので、是非ご覧ください。

 

目次

走り方の前に知っておく、自分の体の「タイプを知る」

体の使い方には2つのタイプがありますので少しお話しします。

 

 

人は体の使い方によって「腹筋系」と「背筋系」の2つのタイプに分かれます。

  • 「腹筋系」は体の前面の筋肉を優先的に使って動くタイプ
  • 「背筋系」は体の背面の筋肉を優先的に使って動くタイプ

 

 

「腹筋系」、「背筋系」それぞれのタイプの走り方の特徴は次のようになります。

 

  • 「腹筋系」は、骨盤を引き上げ、腹筋を空中でうまく使って体幹を安定させながら走ります。
  • 「背筋系」は、床からの衝撃をうまく力に変えるので蹴るように走るのが得意です。

 

お子さんがどちらのタイプなのかを知り、タイプにあった動き方ができれば、今よりも速く楽に走ることができるようになります。

 

自分やお子さんが「腹筋系」、「背筋系」どちらのタイプなのか知りたい方は、詳しくは過去の記事に書いてありますので、ぜひご覧ください。

 

タイプが異なる指導や、自分に合った走りができていないことで問題が生じてしまう。。。

 

 

体の使い方というものは、タイプが異なることで、感覚が全く異なる状態になってしまうのです。ご両親とお子さんで「腹筋系」「背筋系」のタイプが違う場合があると思います。

 

 

この場合、

親御さんのタイプの動き方でお子さんにアドバイスをしても上手く伝わらないことがあります。

 

 

例えば、

 

 

「背筋系」のお父さんが “地面を蹴るように走れ”と指導しても、「腹筋系」のお子さんの場合は地面を蹴る感覚が苦手なので、アドバイス通り上手く走れない、逆にぎこちない動きになるといった状態になります。

 

今回は、一生懸命走ろうとすると

「アゴが上がり」、「上体が起きてしまう」、「ももが高く上がらず」、「速く走れない」

お子さんに走り方をお伝えします。

 

走り方を一緒に練習をしていきましょう!

自分に合った走り方が分からないという方は、今からお話しする走り方を一緒に練習していきましょう。

今回の悩みにある体の使い方は「腹筋系」の方になるのです。

 

 

「腹筋系」の子供さんが速く走れるようになるその方法は、

足を出す際に、腹斜筋を使って骨盤を引き上げることです。

 

 

腹斜筋とは体幹の横側にある筋肉で、体幹を横に倒したり、捻ったりするときに働きます。

 

実際にやってみましょう。下の写真をご覧ください。

1、腹斜筋を意識した骨盤の引き上げをおこなっていきます!

 

 

片方の骨盤を引き上げながらももを持ち上げます。

反対の接地している足は膝を伸ばして足裏全体で床を押すように意識します。

 

  

 

 

2、この動きが理解できたら、次はトレーニングを行います。

 

まず壁の横に(体一つ分空けて)立ち、壁側の腕を伸ばします。

壁の反対側の骨盤を持ち上げます。

この時、

☆意識は:足全体を骨盤から引き上げる

☆その結果:接地している方の膝は伸ばして足裏全体で床を押す

 

 

骨盤を引き上げると反対側の骨盤は自然と下がります。

それにつられて体がくしゃっと崩れないように足全体で床を押して下さい。

 

 

このように、腹筋タイプは体の前面である「腹筋群」を使うことで、その結果蹴るための「背筋群」が使えるようになっていくことを感じてみてください。

 

 

このように骨盤を引き上げた方が、床を押しやすくなったという感覚ができていたらオッケーです!

 

トレーニングは左右10回ずつ行いましょう。

 

 

これまで頑張って練習してもタイムが伸びなかったお子さん、監督・コーチに指導されてもその内容がいまいちピンと来なかったお子さんは一度試してみてください。

 

 

体の使い方がわかり動かしやすくなることで自信をつけていきましょう!

 

今まで、自信がなく、走ることが苦手だったお子さんが、このように感覚が変わり、走り方がわかってくることを感じてみてください。その瞬間にお子様の笑顔を見てあげてください。

 

 

自分の体の使い方がわかると、「自然と笑顔になる」のです!

体を動かすことが好きになってくるのです。

そんな瞬間を是非お子様だけでなく、親御さんも感じてみて欲しいと思います。

 

そして、

「腹筋系」の皆さん、運動会やクラブ活動で大活躍しましょう!(^^)/

 

 

お子様だけでなく、親御さんも笑顔になることを心より願っています!

 

 

澤田千広

 

追伸

 走り方に限らず野球・サッカー・バスケ・ダンスなどで体の使い方、運動の感覚を変えたい「腹筋系」の方がいましたら、ぜひConditioning BRIDGEにお越しください。お問い合わせは下記のフォームから受け付けております。お待ちしています。

 

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