こんにちは。
トレーナーの渡邉弘貴です。
気温も高くなり、野球のシーズンが近づいてきました。
高校野球はもちろん、ボーイズリーグなど中学生も全国大会へつながる予選が始まろうとしています。
ありがたいことに、当施設には志を高く持ち頑張ろうという部活生や選手が来てくれています。
どんなことをサポートしているのかご紹介します!
1、身体をチェックし、スローイングやバッティング、スプリントなどの動作を確認します。
実際の動作に対して、
「どうしてそのようにしているのか?」
という問いに対して
「監督、コーチがそのようにしろ」と言ったから
という答えが返ってくることがあります。
何か、指導されたときに選手自身が、
- 言われてすぐできる。
- 動きやすい感じがある。
- 指導がわかりやすかった。
といった反応になったときは、その動きがその選手にあっていると考えられます。
逆に、指導してもらったが
- いまいちしっくりこない
- 身体を動かしにくい
- 感覚がわからない
というように、言っていることが頭で理解することができていても
いざ動いてみるとなかなか上手に動くことができないときなどないですか?
監督やコーチも今までの指導経験などの背景があり、選手の成長を考えて指導してくれますが
どちらも、考えられるケースだと思います。
できない、わからないからと言ってあきらめてしまったり
動きにくいまま動いていては、パフォーマンスは下がってしまいます。
我々トレーナーは、その「動きにくさ」の「なぜ」を解決していくことができるのです!
トレーナーは、
身体の専門家であり、トレーニングや身体の使い方を指導することができます。
監督・コーチは、
技術を指導する専門家です。
この住み分けは、監督・コーチ、親御さん、選手、トレーナー全員が理解しておく必要があります。
ですので、我々トレーナーは技術指導の領域に踏み込むことはないように意識しております。
しかし、
身体の動かし方やトレーニングをすることで、身体の動かしやすさを実現させます。
その結果、技術の向上につながることは明確になります。
また「なぜ」できるのか、「なぜ」できないのか
を明確にすることができるので
モチベーションをあげることができ、難しいけど楽しさを伝えることができるのです。
選手への「やる気スイッチ」を点火させることが可能になります。
それこそが、プロの仕事だと思っています。最後は本人ですよね!!!
自分を知る「動きを身体にフィットさせる」ことから始めます!
動き(スローイング、バッティングなど)を変化させようとしたときに、
本人の体を知る必要があります。
- 内臓の働きが正常か
- 関節のゆるみ
- 身体の軸
- 身体のタイプ(腹筋・背筋)
大きく分けて、この4項目をチェックします。
これらを知ることで、
- 力がしっかり出せるのか
- 力の伝え方
- 自分の軸
- 動きの得意、不得意
がわかってきます。
「動きやすい」というのは本人の主観であり、
「動作がフィットしてくるかどうか?」という問いの答えは、
本人の体の中にあると考えておりますので、本人を知ること
が大切になります。
例えば、野球のバッティングについてご紹介します
バッティングでは、一般的には
「後ろの足にしっかりためて打ちなさい」
「前に突っ込まないように打ちなさい」
と指導されることが多いと思います。
後ろ足(捕手側)に軸がある人はそれで当てはまるかもしれません。
しかし、身体の軸が、前足(投手側)の人はこの指導がしっくりこないことが多いです。
答えは、本人の体の中にありますので、本人の軸を知る必要があります。
身体の軸に関しては、こちらをご覧ください。
では、身体の軸が前足(投手側)にある人はどうすればいいか。
後ろにしっかりためることを大切にするのではなく、重心移動をして、前足の上で上半身を捻っていく必要があるのです。
有効になるのが、片脚でのスイング確認をしてみてください。
- 前足の片足
- 後ろ足の片足
どちらが安定をして、しっかりと振り切ることができるか試してください!!
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まだ、見るポイントはたくさんありますが
これを指導するだけでも、「ヒットが増えました」という報告を受けることがあります。
また、振り抜きやすさが改善してきて、迷いなく振ることができ
自分のことがわかると
素振りが楽しいという声があがってくるのです
楽しいことは毎日でも、考えて、工夫して練習をすることができれば
「習慣化」になり、リズムができ、行動が変わり、結果が変わりますね!
人間としての「感じて」、「考える力」は教育の基本になりますので、
チームでも必要とされる選手に育っていって欲しい
と当施設の考えをお伝えさせてもらっています。
まとめ
このように、少し違った角度から、身体の動かし方を改善させることで
パフォーマンスを上げることができます。
- 経験をもとに指導をしてくれる監督、コーチ
- 身体の特徴をみて動かし方を、指導できるトレーナー
どちらが正しい、間違っているというお話ではなく
2方向から選手を指導することで、より精度の高い指導ができるのでは
ないかと考えております。
また、正しくストレスのない動きを実現することで怪我のリスクも減らすことができます。
- 一度身体をチェックしてもらいたい
- 身体が動かしにくい
- 指導された内容がなかなかプレーで表現できない
- 不調に陥ってなかなか抜け出せない
- プレーに迷いがある
など、お困りのことがございましたらいつでもご連絡いただけると幸いです。
スポーツで輝く未来を手に入れて欲しいと願っています。
株式会社Conditioning BRIDGE
アスレティックトレーナー 渡邉弘貴
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