学生アスリートはどこまで体重を増やせばいいのか? 小学5年生 〜 中学1年生 編

 

こんにちは。トレーナーの渡邉弘貴です。

 

学生のアスリートの体重増加について記事を連載していますが、

どこまで増やせばいいのでしょうか。

お子様も親御さんもどこまで増やせばいいのか目標がないと

頑張ることも難しくなってしまうと思います。

ある程度の基準があるとわかりやすいと思いますので

実際のジュニアチームの例を出して考えて行こうと思います。

12球団ジュニアトーナメント

昨年末に行われた12球団ジュニアトーナメントに選出された選手を見てみましょう。

ここに出場する選手は、各地方でセレクションなどを受けて

合格した小学校6年生です。

各球団のジュニアチームに選出されてきた選手が

現時点でこの世代のトップレベルになると思います。

身長など成長に差があるため、小学6年生〜中学2年生で

目指していきたい数字と捉えてもらえるといいです。

では実際に、情報を収集できた12球団(107名)の平均とチームごとの平均の数字を見ていきましょう。

 

12球団(107名)の平均は、

身長・・・161.2cm

体重・・・54.7kg

BMI・・・20.9

と言う感じになります。

 

では次に各球団のデータを見てみましょう。

 

【優勝】ヤクルトスワローズJr.(レギュラーのみ)

 

【準優勝】中日ドラゴンズJr.(レギュラーのみ)

 

優勝したヤクルトは体が大きいですね。

ヤクルトは12球団でBMIは一番高いです。

準優勝の中日に比べて平均身長が同じでも体重に差がありますね。

 

小学5年生〜中学1年生の目標値は・・・

成長期は、身長に個人差が出るので

それぞれの身長あたりの数値を基準にできるように

BMIで決めていきます。

目標となる数字は、

BMI・・・19以上 です。

ジュニアチームに選抜された選手は体型に恵まれ

身長も大きい子もいますので、最低ラインで決めています。

また野球選手の全世代を見ると

体脂肪率10〜15%の選手が多いです。

まとめると、、、

BMI・・・19以上

体脂肪率・・・10〜15 %

と言うのが目標になります。

 

もちろん、高校生になるとBMIは22〜25は欲しいので

身長が160cm以上ある選手はBMI21(体重53kg)を超えれるといいです。

 

 

ちなみに、この大会期間中に

柵越えのホームランを一本でも打った選手は確認できる中では、

12チーム内で10名。下記の表になります。

 

ここの数字だけで話をすると、BMIは19あれば

ホームランを打つことができる体格であると考えられます。

成長期に身長の増加に合わせて、体重も増やすことができれば

高校、大学、それより先の進路で活躍できる可能性が広がると思います。

 

ぜひ、

BMIが19以上で、体脂肪率10〜15 %を目指して体づくりをしてみてください。

 

目標体重の計算方法

BMIの計算方法

BMI  =  体重(kg)÷  {身長(m)  ×  身長(m)}

※身長は(m)で計算してください。

例)154cm → 1.54m

 

目標体重の計算方法(BMI19の場合)

目標体重  =  {身長(m)  ×  身長(m)}  ×  19

※19のところを目標のBMIにすると目標体重が出ます。

 

お子様と一度計算してみてください。

小学校5年生以下のお子様も6年生になったときに

BMI19を達成できていると素晴らしいので

少しずつでも意識してみるといいです。

 

今回、身体組成についてフォーカスしましたが

これが全てではないので、骨格、体のタイプ、技術、人間力など

上手くなる要素はたくさんあります。

他の要素もある事を忘れないようにしていただけるとありがたいです。

 

身長は成長期によって差がありますが、身長にあった体重を知る事で

丈夫な体を適切につくつことができます。

目標を決めて頑張ってみてください。応援してます。

 

目次

実際に、学生アスリートの体重増加について記事があります

こちらも一緒にご覧いただけると体重の増やし方がわかります。

【小学校6年生が4ヶ月で5キロの体重増加に成功しました!!!】

 

もし、将来に向けて体作りをしていきたいけど、どのように体作りをしていけばいいか

分からない場合など

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ご相談だけでも大丈夫ですので、下記よりご連絡ください。

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