公立高校が私立高校に勝負を挑むためには、体づくりが大切です。
- 体重が増えない
- 筋肉量をアップのための正しいトレーニングが分からない
とお悩みを頂き、高校生のトレーニングのご依頼を頂き、取り組んでいます。
成果が出ているので、シェアをさせて頂きます。
こんにちは。
トレーナーの渡邉弘貴です。
現在コンディショニングブリッジでは、
4チームの高校野球部のトレーニングをサポートさせていただいております。
サポートをしている中での問題点とは
その中で、3年前よりサポートをしています。
- 身体操作のトレーニング
- 技術トレーニング
- 体幹トレーニング
- メンタルトレーニング
をしてきた中で、県大会に出場することはできるようになりましたが、
そこから私立高校や県立の強豪校の相手となると
勝負になる前に
- 体力がもたない
- 試合展開で接戦に持ち込むことができない
- いい投手からは打力が弱い
- エラーなど自滅をしてしまう
- 一人の投手に頼ってしまう
などチーム力として、県立高校ならではの課題が取りきれない状態ではありました。
大きな問題として
チームの平均体重が少ないこと
が挙げられました。
現在の高校野球では、筋肉量での数字がデータ化されており
体重量、筋肉量と長打率との相関が示されております。
やはり、
県立高校といえども「筋肉量を増加させるトレーニング」が必要であることがわかります。
そこで、指導者の先生からは
生徒たちに県立高校でもできるんだ!勝負をさせられる状態にチーム力を向上させたいと
体重量の増加
筋肉量の増加
を目的とした体づくりをしてほしいと相談を受けたのです。
合わせて、維持すべきことが
体の柔軟性
パワーをつけるためには、体の負荷量が大きくなるので
コンディションを維持するためにも注意は必要になります。
早速、取り組みを開始しました!
2年前より、入学当初から現在まで、
- アスレティックトレーナーによる「ウエイトトレーニング」
- 栄養士による「栄養指導」
に取り組みを開始をして1年半が経ち
体重増加、除脂肪量(筋肉量)増加の素晴らしい結果が出たのでシェアしていきたいと思います。
取り組み開始から最近までの数字の変化
約一年半の変化になります。
オフシーズン真っ只中の数字を使用してますので、体脂肪率は今現在は高めです。
高校生の体づくりにおいて、注目すべきは除脂肪量(筋肉量)。
このチームはチーム平均で約5キロアップ。
学年平均体重は、70キロを超えてきています。
個人で見ると、約10キロも筋肉量がアップした選手もいます。
入学から2回のオフシーズンを乗り越え、公立高校離れしたフィジカルができてきています。
体格だけで話をすれば私立高校と対等に戦える準備ができています。
除脂肪量に関しては、65キロあるとホームランが数本打てるというデータがあり、
高校生はそこを目指して身体を作っていきます。
その除脂肪量65キロを達成している選手が入学当初は0人だったのが
現在では、数人達成者が出てきました。
どんな取り組みをしたのか???
冒頭でもお話しさせていただきましたが、大きく3つ。
- トレーナーによるウエイトトレーニング指導
- 栄養士さんによる栄養指導
- 指導者、父兄、栄養士、トレーナーの意識共有
になります。
私は、トレーナーとしてウエイトトレーニングによる筋肉量増加について指導させていただいております。
指導の大まかな内容としては、
- フォーム指導
- トレーニングの年間計画作成
- 2〜3ヶ月のトレーニングメニューの提示
- 競技動作への変換
- パフォーマンス測定・フィードバック
- VBT導入(スピードトレーニング)
などです。特にウエイトトレーニングのメニューに関しては、
測定結果や選手の要望を汲み取り、そのチームにあったメニューを作成しております。
基本的には、週に3回のウエイトの時間を設けてもらい、トレーニングに励んでもらいます。
最近では、学年別、体脂肪率別、身長別にメニューを組むこともあり、
今までより選手・チームの要望に応えられるようになっていると感じています。
学年別に指導ができるようになったのも、
2年生のフィジカルレベル、身体能力が上がってきた証拠です。
現在取り組んでいるメニューまで辿り着いたことには、
指導者・選手・栄養士・父兄・トレーナーとの連携があってこそであり、
選手がモチベーションを高く取り組めた秘訣になると感じています。
トレーナーとしても一人ではできず、
チームとして信頼して関わらせてもらっていることで
トレーナーの僕としても感謝をしていますし、ワクワクさせてもらっています。
選手や指導者もチームとして「モチベーションが上がっていること」
を実感ができることで、目標に向かって取り組めていると感じています。
チーム・選手の頑張り
栄養士さんや、トレーナーがどれだけいい指導をしても結果が出るか出ないかは、
選手の行動次第というところはどうしても
出てきてしまう要素になります。
そんな中で、監督の理解があり
ウエイトトレーニングの時間を確保していただいたことが、
チームの意識を変えたきっかけだと思います。
現在の学生野球の常識として、
オフシーズンの走り込みということがありますが、
ウエイトトレーニングのメリットや得られる効果を期待して取り組んでくれたことに感謝しています。
また、選手の中には急成長した選手がいました。
- 一人の選手の急成長が周りの選手への希望を見せてくれたり
- ライバル心を燃やす選手も出てきたり
- チーム内の活気が出てきたこと
もチーム全体の成長に結びついてきたと思います。
- 相談がしやすい環境づくり
- 選手が相談できるように自発的になってきた
選手自身が目標に向かっていく中で
さまざまな効果が出てきました、、、、
自発的になることは「考える力」が身についてきたことが大きな変化にもなっています。
現在は、加速度を可視化して速度を基盤として負荷設定するトレーニング(VBT)に取り組んでおり
今後の成長も楽しみです!
これからもコンディショニングブリッジでは、
スポーツで頑張る学生が生き生きと競技・生活・学業に取り組めるように、
身体の成長に合わせたサポートをさせていただこうと思います。
また頑張ってくれている成果を発信をさせて頂き、
「やればできる!」
「悩み」はみんなで解決ができる環境づくりができるようにしていきたいと思います。
アスレティックトレーナー 渡邉弘貴
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