福島県で全国優勝を目指して頑張る、中学2年性のバドミントン選手の痛みの正体とは?
先日、
福島県の桃田選手も通っていた中高一貫の強豪校で、バドミントン日本一を目指して頑張る
中学2年生の女性選手が知人の紹介でお越しになられました。
悩みとは
病院、接骨院に半年間通っても腰の痛みが治らない
です。
本当にバドミントンが大好きで、モチベーションも高く、より良い環境を求めて愛知県岡崎市から福島県へ中学生で越境の選択をして頑張っていました。
そんな中で、誰もが心配をしていることは
怪我で競技ができなくなってしまう
ということです。
バドミントンが大好きだった彼女が4月の試合では、自分から試合を「棄権」をしたいと申し出て、痛みを抱えながらケアはしていましたが、限界を感じたそうです。。。。
さらに辛いことは
スポーツをしている方ならば、わかると思いますが、同時に練習ができないことで、「周りばかりが強くなっているのに焦っていた」です。
本来であれば、ここから精神的にも追い込まれて、バドミントンを辞めてしまうという
選択も出てきてしまうのではないでしょうか?
ここで彼女が踏み留められたこと、精神面は何だったのでしょうか??
自ら試合を棄権したいと申し出ることができたこと
この一言に尽きます!!!
この子は「強い」精神面を持っている状態だな、と私は思いました。
中学2年生のまだ一般的には「お子様」が、大人である監督に対してこのように言えるでしょうか?
もちろん、普段から頑張っていることが大前提になると思いますが、バドミントンで全国優勝をしたいと思って越境している時点で「頑張る土台」はできていると思います。
この時点で、身体だけでなく、精神的にも崩れてしまうと思います。
この一言から、監督さんの判断としては、痛みは「違う所」から生じているとの考えもあり、一度帰宅をさせて、心と体を整える選択をしてくれました。
そして、連絡を受けたお母さんは
すぐに愛知県から福島県まで「車で休むことなく10時間以上走り続けて、迎えに行ってくれました」
子を思う気持ちの行動力には驚きますし、涙でした。。。。
こんなに頑張っている子が問題が生じていると
監督、チームメイト、ご両親共に共通認識を持つことができたのです。
そしてどうするか、
チームとしてみんなで彼女の訴えに対して対応をしていくことを全力でする!
です!
お母さんは、信頼する知人に悩みを打ち明けて
このような医療機関、接骨院でも治らない状況も判断をされて
腰だけの問題ではないことは理解できる方でしたので、全身から自律神経、内臓機能からの
問題もあるかもしれないと、その日の内に紹介をしてくれました。
親御さん、本人もすぐにいきたいと、緊急性もあったので
当施設としても、その日の内に対応をさせて頂きました。。。。!
この展開自体が奇跡のような話だったと思いますし、当施設までの連携が
すでに良い歯車が回っていたように思います。
そして、結果として
腰からの原因ではないため、一回の施術で半年間の腰の痛みを取ることができました!
一回の施術後に全ての動作痛が改善したときには、ご本人は本当にびっくりされていましたし、
飛び回って喜んでくれ、深夜まで嬉しくてテンションが上がって眠れなかったそうです。。。
2回目の予約も取らせて頂き、その他のできていない施術をして、
セルフケアの方法、生活の中での注意点、工夫についてお伝えをして終了となりました!
本人の気持ちもすっきりとしており、明日には学校に帰りたいと思います!と!
本来の太陽のような笑顔で答えてくれました。
このようなご縁は、彼女が普段から、生活面、チームへの関わり方、練習態度などがあり
得られたものではないかな。と強く思いました。
このような才能のある子供達がしっかりと、監督さん、チームメイトと切磋琢磨ができれば
必ず結果は得られると信じていますし、すでにこのように自分、チームメイトのために頑張っている彼女には大きな財産が得られていると思いました。
ここで、ご本人の承諾も得させて頂き、このように苦しんでいるスポーツ選手は多いと思いますので状況についてシェアをさせて頂きます。
どのような問題が生じていたのでしょうか?
体の状態を、当施設では
- 彼女の骨格
- 手足の変形
- 利き手、利き足
- 体幹機能(腹筋系、背筋系のどちらなのか)
- 全身の筋膜の状態
を確認をさせて頂いており、対応をしていますので
下記の問題が挙げられました。
特に筋膜の状態は、内臓機能にまで影響を及ぼしてしまうことがわかっており
今回の原因は
- 外反母趾、扁平足からの泌尿器の問題(特に腎臓機能)
- バドミントンならではの、グリップ競技に見られる手指の使いすぎに伴うケア不足、末端の循環血流量の低下からの循環機能の問題
この2点について問題となり
この状況が分かりましたので、
- 手足のケア
- 内臓機能を整えるための体幹のケア
を実施することで、腰で問題がない場合については完全に取り切ることができました!
人間の痛みは
整形外科的な問題だけでなく、内科的な問題が生じていたのです。
そして、学生では「数値的には問題なし」と診断されてしまうので
原因不明の問題とされてしまうことが多々あることが現実なんです。
内科的な問題は、支配しているものが
内臓機能のすごい所で、迷走神経、内臓神経など自律神経が支配していますので
脳にもインプットされて、様々な自律神経症状が引き起こされて、信号を発信しています。
今回は、信号として腰痛という発信をしていると考えることができたので
このような場合は、びっくりするぐらい、信号がなくなりますので、このような状況の変化が出るんだと思います。
今回の経験を通じての思い
今回の出会いは、本当に奇跡でもありましたが、多くの選手にも関わる問題だと思っています。
思春期を迎える中学生の時期は
- 内臓機能
- 自律神経
という問題が生じやすい時期であり、
- 自分の体を知っておくこと(骨格、本人の軸)
- 手足の変形(外反母趾、扁平足、手指の変形)
- 自分の内臓機能での弱い所、強い所を知る
- 体のタイプを知っておく(腹筋系、背筋系)
この4つのポイントをしり、ケアをしておくことで才能はどんどん伸びていくと思います。
将来に向かって頑張っている方々に向けて、今回の出来事を通じて
私達サポート陣も頑張っていきたいと思いますし、このポイントについて知ってもらえたらと思います。
選手や親御さん、監督さんの思いを知ることができ
短い時間でしたがチームとなれましたことに感謝しております。
自分自身のことがわかったことで
もうこのような状況にはなることはありませんので、イキイキと頑張ってくださいね!!
最後にサポートする側の思いです。
スポーツ選手をサポートするセラピスト、トレーナーさんとともに
全国一丸となって、連携を取りながら、任されたポジションをしっかりと担っていきたいと思います。
福島県での医療機関の方、接骨院の方々の局所的な問題がなかったこと、これが今回のキーワードになりました。しっかりと診て頂けたことに感謝申しあげます。
私でできることは、このように成果を出していくこと、情報発信をさせて頂くことだと思っています。
お困りのことや、相談などありましたらご連絡頂けましたら幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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株式会社コンディショニングブリッジ
代表取締役 四ノ宮祐介