クラシックバレエで、先生に言われたことがなかなかうまく治せず悩んでいました。
豊川市 小学5年生の女性
クラシックバレエを始めて、遅くから(小学高学年くらい)始めたお子様でこのような悩みは多いと思います。
- みんなについていけないこと
- 先生から注意をしてくれたことが、うまくそれをなおすことができずに、焦りが出てくる
- 何度も同じことを注意をされてしまう
- しっかりと復習をしてみても、効果を感じなかった
- みんなに追いつきたいと思っても、うまく行かない
このような悩みを、本人で持っていることは、とても歯痒い気持ちになったと思いますが
ご家族の方に相談ができる、お子様とのコミュニケーションなど素晴らしいと思いました。
そして、
このような状態でうまくいかないことには大きな理由が見つかることがほとんどなんです!!!
クラシックバレエの土台・成長するための7つのポイントがあります
クラシックバレエでは、以下のような事を獲得できるように
特に1から5を、小学高学年までに整えて、バレエの基礎の動きを身につけていくことが
必要だと私は考えています。
- 左右対称の差がないように体を整える
- 自身の姿勢、骨格を整える
- 足先、指先を整える
- 体幹の柔軟性、操作ができる
- バレエの基礎の動きを身につける(軸の感覚がわかる)
- 身体の使い方から、芸術性を出していくもの
- 体で表情を作り、表現をする
※生活を含めた振る舞いも意識していることはクラシックバレエでは特に大切になると思います。
高学年になると、6・7に入っていけると良いと思っています。
でも、今回は高学年からバレエを始めたことで、1から5を身につけていく時間が必要になります。
小学生までで人間の「神経系」はほぼ完成されてしまいます。
ということで、この時期に頑張ることは、ギリギリのラインでもあります。
バレエの動きは特に、
- 柔軟性
- 体幹の使い方
- 体の感覚
- 音楽との調和
柔軟性、軸、感覚、調和という、
芸術として表現をしていくものになります。
今回のお悩みについては、理由があるのです。
特に「2」(姿勢と骨格)が整っていない
なかなかバレエの動きが習得できないことに繋がることがほとんどです。
この『2』の部分については、自分だけではどうにもならないのです。
レッスンの中だけも難しく、体のケアの専門家にみてもらうと良いと思います。
さて、上記の7つの中で、
どれだけできているでしょうか?
お子様だけでなく、大人の方も同様にチェックをしてみてください。
骨格を整えていくことから始めていきました!
このようなクライアントを見る上で一番最初に行うことは
「骨格」をみて、現状の体の「崩れ」を確認しました。
今回は
足元からの骨格の崩れから
『扁平足』になっていました。
そこから、クラシックバレエだけでなく、
女性として問題となる
『股関節の内股』『反り腰』
となっておりました。
その結果、
- 頭痛が週に2回あること
- 腹痛が毎日あること
- 日中の眠気があること
このような体の症状が、認められるようになっていました。この原因こそが、扁平足、内股、反り腰だったのです。
もちろん、バレエの基礎の動きは、意識してもできなかったのです。。。。
そうなんです。なんでもそうなのですが、習得しようと頑張ってもできない時は、
骨格の崩れがあることがほとんどなんです。
骨格の崩れを整えていきました。
2回の施術を行って
- 扁平足の改善
- 内股の改善
- 頭痛の改善
- 毎日あった腹痛が改善
することができました。
ここで体の条件を整えて、扁平足、内股が改善することで、
体調も元気に眠気もなく活発になりました。
自然な体になれたので、ここからケアとトレーニング、基礎動作の練習です!!!
姿勢と骨格が整って、不調の原因がなくなり
体調がよくなった次は、いよいよ『5・6』へと進めていきます。
体幹トレーニング、バレエの基礎動作の練習、ケア方法の理解を行います。
ここからは、自分の体を理解して、1ヶ月に1回のペースでトレーニング、基礎動作の練習を行ってきました。
またクラシックバレエには、体のケアができないと、すぐに崩れてしまいますので、ケアも自分できるものは行い、
できない場所などはご家族にも手伝ってもらうようにしてきました。
1年間頑張ってくれました。
毎日、欠かさず頑張ることを目標に頑張ってきました。
その中で、できなかった時、ケア不足で崩れてしまった時などもありましたけど
クラシックバレエの本質は
本人の普段の振る舞い、内側から出てくる表情、表現、意識こそが大切な本質だと思ってます。
だからこそ、クラシックバレエで表現することは、「うそ」は見抜かれてしまう
「きれい」は内面から溢れる表現だからこそ、素敵なんだと思いますし、文化にもなっているのだと思います。
1年間かけて、このような「本質」についてもお話をしながら
頑張ってくれて、動きや表現力はこれからですが、
心と土台は「バレリーナの基礎」はお伝えできたのではないか思っています。
本人もご家族の方も、クラシックバレエを続けられて、とても嬉しかったです。と話をしてくれて
私もとても嬉しい気持ちになりました。
このように、未来あるお子様に、大切な思いを知ってもらえる機会となりましたことなど
体作りとしても「不調なく」生き生きと健康に、彩り豊に成長してもらうことができるように
掛橋になれるようにこれからも応援をしています!!
10年以上クラシックバレエのケアからトレーニングをしています。
運動や、芸術などうまくいかない時など相談事などありましたら、いつでもご相談ください。
コンディショニングブリッジ
代表取締役 四ノ宮祐介