運動指導における 「オフシーズン期」と「シーズン期」の違い 

からだ作り教室、パーソナルトレーニングをしている
パーソナルケア&トレーニングスタジオ
conditioning BRIDGE代表の四ノ宮です。
スポーツに携わる指導者、運動指導をする方へ
1月13日は横浜でスポーツフォーラム21、14日は東京で野球人のカラダを考える会に参加しています。
スポーツトレーナー、セラピスト、運動指導に携わる方々が様々な立場から、体作り、動作指導、競技動作の構築のために必要なことを学びます。
その中で運動指導で大切になる考え方があります。
ちょうど、冬のトレーニングの時期になると思いますが、寒い時期のトレーニングと、温かくなりシーズン開幕にむけてのトレーニングでは、組み立て方が異なります。
指導するうえで、理解をしておくとどのような手法で現在の指導ができているかが理解できます。
それが
目次

【分習法と全習法】という考え方

理解をしておくメリットは
  • 土台作りとして必要なトレーニング方法
  • 競技の試合にむけて必要なトレーニング方法
両方とも必要なことですが、しっかりと理解をしてトレーニングをしておく、動きづくりをすることで目的の達成に大きくかかわってくると思います。
言葉の意味について

【分習法】

動作を分割をして、様々な方法で動きを獲得していく
運動学習をたくさんさせて、神経系の統合にも役立ち
運動の土台づくりと考えられます。

【全習法】

一つの動作の中で、課題を変えたり、環境をかえてみたりと
スポーツ競技の環境の変化を、与えて、「適応力」をつけて体が一つの動作であるが、状況変化に対応ができる力を身に着けるトレーニングと考えます。
どちらも大事になり、冬のトレーニングでは、分習法で身に着けた力を、常に全習法で各競技、試合を想定した実践的な動作に落とし込んでいくことが大切になります!
ん~
冬のオフシーズン、小学生などジュニア期のトレーニングを考えると、
分習法が多く、様々な刺激をいれて、統合していたことが多いと思います。
それを競技レベルに落とし込むためには、落とし込む環境変化を与えたトレーニング方法が全習法を取り入れていくとよいとなります。
例えば、
投球のシャドウピッチング20球をして
インターバルで体幹、スクワット、上半身、バットスイング練習などをいれて、その後のシャドウピッチングでの身体の変化、タオルの軌道の変化などどのように変化するかを確認することになどが当てはまります。
そうなんです。
いや~な練習、違和感を感じる、疲れやすい
試合では、緊張はするし、ピンチ、チャンス、試合の前半、後半など状況が変化します。
ですので、このような状況をインターバルでつくりだして、その後、動作訓練を行うことになると、
  • 今までの動作で行うことができなくなる
  • 動作が行いやすくなる

 

など、状況に応じて身体の適応力が表出されます。

 

 

自分がどのような状況、環境変化に「適応」ができていないかが分かり、それを試合に向けて
練習をしていく!
という流れになります。
試合をイメージして練習しなさいとよく言われますが
全習法を取り入れていくといいわけになります!

では

実際にどのように取り入れていけばいいか

専門家をお呼びして、セミナーを行ってもらえる機会を作りましたのでお知らせになります!
勝亦陽一先生が愛知県で、このような分習法と全習法でのトレーニング実技を行って下さります。
国立スポーツセンターでバイオメカニクスの研究をされ、データから見える野球選手育成法、言葉の大切さ、分習法と全習法でのトレーニング実技をしっかりと学べるチャンスになります。
私自身も大変興味深く、conditioningBRIDGEの体作り教室、競技トレーニングにも導入していきたいと思います。
興味のある方は是非、ご参加してみてください。
【申し込み】
東海アスリートケアという「理学療法士のためのスポーツ障害予防活動を学ぶ会」
があり、代表を務めてスポーツセラピストを育成しています。
そちらのFBがあり、下記より申し込みをお願いします。
対象は理学療法士になります。どのような運動構築をしていけばよいか、など理解が深まることは間違いありません。
また多職種の方でも興味がある方でご意見がありましたら、コメント頂けたらと思います。
2月2日、3日に愛知県名古屋市で開催予定になります。
勝亦先生のデータ分析などツイッター、FBで情報公開されています。エビデンスを基にトレーニング実技中心の実技セミナーは本当に貴重な場になると思いますので、この機会をお見逃しなく。
写真は勝亦陽一先生の許可を頂き、スライドを掲載させて頂きました。
立ち投げ(上半身の使い方)だけで、100km/hができるようになることが130km/hを無理なく投げるポイントになるそうです。下半身の力だけではなく上半身の分習法が必要になるんですね!
お楽しみにしていてください!
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