筋膜の最新の知見② 問題なしと言われたけど、苦しんでいる方へ!

愛知県豊川市/筋膜調整/自律神経を整える/パーソナルトレーニングスタジオ

conditioning BRIDGE 四ノ宮祐介

 

自律神経とは、

名前のごとく脳の影響を受けない自律的な活動ができ、周囲の情報を取得して活動しているシステムがある!

 

目次

第二の脳と言われる「自律神経システム」

今まで知られていた自律神経の交感神経・副交感神経は「拮抗する働きがある」との見解を持っていました。

 

自律神経システムでは細胞が自律的な活動ができており
筋膜内に存在しており、「それぞれ関わる臓器に作用していた」と生体のネットワークとして解明されているようです。

 

このような自律神経の働きについても、筋膜が関与しており動きが悪くなることで

 

自律神経の働きが低下してしまいます(>_<)

副交感神経(迷走神経)の働きがある内臓(消化器、呼吸器
人間としての原始的な反応である呼吸・消化活動を担っている(脳幹で支配)。

消化器(食道・胃・腸)

   便秘、下痢、口内炎、逆流性食道炎など慢性的な症状

呼吸器(肺・気管・喉頭・鼻腔)

   せきが止まらない、胸の痛み、呼吸がしずらい、喉の締付感など慢性的な症状

 

逆流性食道炎のメカニズム

猫背、圧迫骨折、胸式呼吸による胸郭の硬さ、手足の骨折に伴う筋膜の硬さなどにより

胸の筋膜が硬くなってしまうと

 

横隔膜など胸膜は横方向への伸長刺激が引き起こされます。

 

すると、食道から胃の入り口にかけて、弁である「噴門」が横方向に牽引されてしまい

 

弁である噴門の機能低下に伴い、開いた状態を保ってしまうことで

 

食物が逆流してしまう仕組みが「胃食道逆流症」となっているのです。これはトルコのDrが発見したとのことです。

 

また呼吸器と消化器は同じ「迷走神経」であり、喘息患者に置ける胃食道逆流症の有病率は約33%〜89%であり、胃食道逆流症患者に置ける喘息の有病率は17%〜60%と高い割合となっているのも、影響をし合っていることを裏付ける結果となりました。

気管支喘息と逆流性食道炎との間には強い相関があり

 

食道と気管は筋膜が強固となっており、頸部、胸部、腹部の筋膜の状態が影響しているようです。

 

また呼吸で重要になる横隔膜との関係性もあるため、骨盤の状態も考慮する必要があります。

 

血管に関与している交感神経(内臓神経)の働きがある器官
心臓、腎臓、尿管、膀胱が関わっています。
状況に応じた血液循環・体温調整・泌尿・行動を起こすことをコントロールする働き
(高度な視床レベルで支配される)

症状としては

循環器として

  • 末端冷え性
  • 高血圧
  • むくみ

 

泌尿器として

  • 膀胱炎
  • 尿道炎
  • 高血圧

 

このような症状が引き起こされてしまいます。

 

場所としては

 

とても大切な臓器になるため、深部の血管も含めて身体の後腹膜腔に配置をされており、

 

また運動系との連続性を認めており

 

 

 

下肢へは腸腰筋(大腰筋)、腰方形筋

頸部へは頭長筋へと続いていることが確認されている。このことは痛みや放散痛との関連性になっています。

 

そのため、これらの臓器周囲の筋膜に問題が生じると、腰部痛、鼠径部痛、頸部痛の原因となることが理解できます。

 

生殖機能・感情・造血に関与する交感神経(横隔神経)の働きがある器官②
内分泌器官と造血器官:腺配列と言われている。
感情や代謝活動、免疫、体温調整を担い、複雑に役割を担っている。(高度な視床レベルで支配)

症状としては

内分泌系は

  • 嚥下困難
  • 発生困難
  • 咽頭炎
  • 喉頭炎
  • 顔のむくみ
  • 疲れやすさ

 

造血系は

  • 貧血
  • 骨の痛み
  • 赤血球の増加もしくは減少
  • 白血球の増加もしくは減少

 

場所としては頭内、頸部(甲状腺)、胸膜・心膜から腹側面、生殖器へと大きな範囲で配置をされている。

内分泌器官は

  • 脳下垂体
  • 甲状腺と副甲状腺
  • 胸腺、心膜
  • 膵臓
  • 副腎
  • 卵巣/精巣

 

胎児の時は、生殖腺は最初に腰部に配置(副腎と卵巣/精巣が繋がっていた)されて、徐々に卵巣/精巣は骨盤へ下降してきた。そのため生殖腺の多くの問題は、腰部を治療すことにより改善される

 

甲状腺と下垂体はどちらも、口の細胞に由来する。甲状腺は下降して頸部へ、下垂体は頭の中に上行して脳下垂体となった。また甲状腺、副甲状腺は付着しているが、胸腺は胸骨あたりまで下降して心膜、横隔膜と強く接続されている。

 

造血器官は

  • 胸腺
  • 肝臓
  • 脾臓
  • 骨髄
  • リンパ腺

 

このように、胸腺から心膜、横隔膜、肝臓、脾臓へと接続をされている。

 

 

内部機能障害へのアプローチについて、

臓器は筋膜で包まれているため「運動器と内臓との関わりの考え方」から「筋膜の介入」が有効であることがわかっています。

 

これらについて、病院受診して病理学的には問題がない状態にも関わらず、症状に苦しんでいる方へ(>_<)

 

筋膜への介入で、筋膜を整えることで臓器への影響があることが少しはご理解できたでしょうか。。

 

医学的にも今までとは異なった事実が見つかり、効果があることも解明されてきております。

 

特に問題なしと言われたにも関わらず、様々な症状で苦しんでいる方へ

あなたの症状に目を向けて、それに対して原因となっていることをしっかりと仮説を立てて対応をしていくことで、あなたの今まで辛さから解放でき、明るい未来をイキイキと過ごせるように、お役に立てましたら幸いです!

 

このような症状に対して早期で対応できることが望ましいと思いますので、気になりましたら

いつでもご相談ができるように、適切に対応ができるように努めて参ります。

 

▶︎今までに効果を認められた症例について

  • 食物アレルギー(小麦摂取にて全身症状の出ていた方)
  • 全身のアトピー性皮膚炎(全身症状を認めて、睡眠障害となっていた方)
  • 全身の疲れ、むくみ、冷え性
  • 血糖の値が高かった方
  • 下痢l、便秘症の方
  • 慢性的な鼻炎、咳が止まらない
  • 慢性的な歯の痛み、口が開けられない方

 

▶︎介入方法についてはこちらから「筋膜の最新の知見を学ぶ①世界の医学の動向について!』

https://conditioning-bridge.com/fascia-manipulation-2019

 

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