身体を動かすために大切なこと~抗重力筋活動~!豊川市コンディショニングブリッジ

身体を動かすために大切なことはなんでしょうか?

①重力の影響を受けて、地球上に立ち、身体を動かしている

身体の構造には重力に抗して「骨」「靭帯」「筋膜」「筋肉」などの機能が効率よく積み重なり立つことができ、重心の位置を変化させながら動いているのです。

 

・筋肉出力を出して立っていることについて

ヒトには抗重力筋活動という主に姿勢保持にかかわる筋活動があります。地球に働く重力に負けないように姿勢を保ち、人が直立・動作をするために必要な主要な筋肉のことです。

 

この筋肉は生まれてから、発達過程において早期に発達していくものになります。注目点としては身体の「前後の筋肉」が抗重力筋であるということです。下記の図を見てください。!

くび:頸部屈筋群(あごした)

背中:脊柱起立筋(頸・胸部・腰部)、広背筋

腹筋:腹筋群(腹直筋、腹斜筋)、腸腰筋

おしり:大臀筋

もも:大腿四頭筋(ももの前)、ハムストリングス(もも裏)

足:前脛骨筋(すねの前)、下腿三頭筋(ふくらはぎ)

つまり、立つ・座る・歩く・飛ぶという地球上で生活するための基本動作ができるように早期に獲得されていくものだということです。

それから

◆小さい子供はこれから、歳を重ねるごとに、バランス感覚、細かな作業ができ巧緻性、瞬発的な回転、ひねり動作など獲得をしていきます!

 

この発達過程で大切なことは様々な遊びやスポーツ活動など体験をしていくことで総合的な身体活動を身に着けて、体感をすることで脳への刺激が活性化され、「気持ちいいな~」、「すごいな~」、「いいにおい」、「嬉しいな~」、「悲しいな~」など人間がもつ本来の5感をフルに使うことができ

 

人間本来持つ力がついて、「心・技・体」と総合的な能力が獲得されていくのです(*^_^*)

 

つまり

 

様々な体験をしていくことが運動能力の向上につながり、本格的なスポーツ競技をするときに必要な身体操作・能力発揮に繋がってくるのは理解ができますよね。。。

 

◆逆にお年寄り(シニア)はこれらの機能について、ケアや刺激を入れ続けることができなくなることでスムースな抗重力筋活動が取れなくなり、動きづらく、疲れやすい原因となってしまうのです。

 

ここまでは、

・多くの刺激を入れること(学習すること)

・機能を落とさないように(維持できるようにする)というお話をさせて頂きました。

これらのことは一般的にも言われていることなので、理解されている人も多いと思います。

 

だけど、ここで経験をしていく中で、疑問が生まれませんか。。。!?

この体験や体感はするけど(同じように経験させるのに)

人それぞれで、うまく体感できない、なかなか学習できない、得意、不得意がそれぞれあることに

疑問をもったり、悩んでいる人は多いと思います。。(-_-;)。。。

 

次は、この疑問を少しひも解いていきましょう!

 

②人それぞれの抗重力筋活動の使いやすさがある!?

抗重力筋活動には前述をしたように、前後で筋肉が分かれていることが分かります!

 

そこで、人それぞれ持って生まれた「動きやすさ」、「使いやすさ」があるのです。

 

そうなんです。

 

どちらの面(前面・後面)が使いやすく、使いにくい側なのか、人によって特徴があり、生活や学習をしていても使う側は学習され、使いにくい側は未学習となってしまいます。ということは、学習しやすい側はどんどん伸びていきます。使いにくい側は苦手となってきてしまいます。

 

つまり、

 

この特徴を理解をしておくことで、使いにくい側があることを理解して、そちら側は意識的に刺激をいれていかないといけないのです!

 

解剖学・運動学的には「共同筋」というともに働いて動作を獲得しているのですが、どちらが

「主動作筋」なのか!ということなんです。これが人によって使い方が異なっているのです。

それをチェックすることが、多くの学習をするヒントになるのです!

 

例えば、

 

生まれてつかまり立ちをする月齢で、足をピンと伸ばして立つのが早い子、すぐに足を曲げて座ろうとする子供といると思います。この際に使いやすさがあり、すぐに獲得をする子は背筋(後面側)を使いやすいタイプ。座って動作をすることが得意な子は腹筋(前面側)を使いやすいタイプという感じです。

 

→では、腹筋タイプのお子様は、うつ伏せなど背筋側の刺激をいれていくとよく、一番は寝返りなど自然と行いますので様々な動きをしていけば学習をされていくという感じになります。

 

※もちろん、生まれつきのタイプもありますし、環境や生活のなかで変化はしていくものもありますので、最終的にはバランスよくできることが大切です。

※現状がどちらのタイプに依存しているかなど、学習のしやすさの参考になりますので、知っておくと、とても便利になります。

あなたはどちらのタイプが優位なのかチェックをしてみましょう!

A 腹筋型(前面)

B 背筋型(後面)

①生活の行動、作業について

・座っている方が作業しやすい、集中できる→ A

・立っている方が作業しやすい、集中できる→ B

②休む姿勢について

・座りたくなる、座っている方がリラックスできる →A

・立っている、動いている方がリラックスできる  →B

③運動について

・体を前屈(おなかを丸める)がやりやすい    →A

・体をそらす動きが(おなかをそらす)やりやすい →B

前屈

 

 

後屈(おしりに手を当てて、体が前にいかないように、おしりから体をそらします)

いかがでしょうか?

写真の女の子は、前屈が行いやすく、後屈は行いにくい状態でした。総合的に判断をして

腹筋タイプであることがわかりました。

走り方も、体を前に倒して走ってしまい、スピードがでない状態となっています。おしりを前にだして背筋を使って走ることが学習しづらい状態なんです。

 

あなたはどちらのタイプになっているでしょうか?

 

それぞれのタイプがわかると、どちらの動作が学習しやすくて、どちらが学習にしずらいかがわかります。もちろん、昔は立っていても大丈夫で、よく動いていたけど、今は座りたくなるという人もいるでしょう。

ということは、抗重力筋活動が、姿勢の変化でとりづらく、背筋の刺激をいれていくことで動作がしやすくなることが考えられます。

 

このような場合は、背筋タイプと考えて、背筋できるようにケアをしてもらい、ながら腹筋を使いやすくしていくことになります。両方とも行いにくい場合は、体の不調を引き起こしやすくなるんです。

 

そのような場合は、ケアをすること、それでも変化しない場合は身体の状態を確認してもらい、ケアをしてもらうことを勧めします。

 

対応方法について

どのタイプにも共通していることは

どちらの筋肉(前面、後面)も抗重力筋活動をするために必要な筋肉になりますので、どの姿勢においても苦手になる筋肉を意識して呼吸をすることが大切になります。

 

また呼吸をすることは、横隔膜を使うことになり腹膜として腹筋、背筋と繋がっているため、動作をしながら呼吸をすることで抗重力筋活動がスムースに行いやすくなるのです。

膝を曲げた側におへそを向けて、体を膝頭にむけて倒します。 両ひじをついて、頭をできるだけ倒します。   呼吸は苦手な側を意識して深呼吸を3回、2セットを行います。

 

 

 

対象は保育園児からシニア層まですべての方々になり、負担のない姿勢で可能ですよ。膝の痛み、腰の痛みなどある方は座って行うでも大丈夫です。

 

こちらの男性(74歳)は背筋型で前屈が苦手になりますので、おなかを意識して呼吸をしてもらっています。おなかが苦しくて呼吸がつらいとおっしゃっていましたが、今は苦しくなくおなかが使えるようになりました。(寝起きに毎日行ってくださいました)

 

→その結果、10分ほどしか歩けませんでしたが、今では2時間でも歩けるようになり喜んで頂けました。またケアも行った結果、腹筋側をより使えるようになり、階段動作で膝の痛みもなくなり、様々な効果が維持できるようになってきました。

 

最終的にはご自身の身体がどのようになっているか理解してもらい、コツコツと続けてもらい効果を体感してもらうことが、ご本人様の「財産」となりアスリートもシニア層も自信をもって成果を維持して頂けることに繋がり、目標が達成できたら幸いです。

 

今回は抗重力筋活動は人それぞれ使いやすい側、使いにくい側があり、それを理解して

運動を行っていくことについて、お話をさせて頂きました。