サッカー選手の3ヶ月続く足部の痛みで、新潟県から来院されました

サッカー選手の痛みへの対応事例

今回、全国大会を目指す高校一年生のサッカー選手の痛みへの対応事例をご紹介します。この事例を通じて、スポーツ選手が抱える痛みの原因や解決方法についての理解を深めていただければと思います。

痛みを抱えた選手との出会い

新潟県から8時間かけて来院されたのは、高校サッカーで全国大会出場を果たした選手。この選手は3か月以上、リスフラン関節の痛みに悩まされていました。父親がネットで検索をして、わざわざ愛知県豊川市に「藁にもすがる思い」で連絡をくださり、様々な医療機関に受診しましたが対処療法で効果が認められませんでした。

遠方ということで、1回の対応で最大限の効果で改善できるかが鍵となりました。

リスフラン関節炎とは
リスフラン関節とは、5本の中足骨(足指の骨)それぞれと足の甲の骨の間にある関節のことを指します。この関節は足全体の構造の中心であり、その中でも特に2趾(人差し指)のリスフラン関節は頂点となる非常に負担の大きな部位です。

足の構造が崩れたり、外反母趾などの疾患によって親指(母趾)に体重をうまく乗せられない場合、
2趾のリスフラン関節に大きな負荷がかかり、強い炎症が発生します。

原因の特定:骨格の確認から、腎臓との関係があると理解できた!

実は、、、痛みが生じている原因は、

その部位には認めてないことがほとんどになり、脳からのサインであるのです!

痛みの原因は意外にも腎臓にありました。腎臓は横隔膜と密接に関係しており、さらに肝臓、心臓、呼吸器とも筋膜でつながっています。この選手の場合、背筋を主に使い背筋主導で動いていたため、骨盤や腰への負担が大きくなっていました。

腎臓の後方には腸腰筋が位置しており、脚の動きの要となるこの筋肉の機能低下が、リスフラン関節への負担を増大させていたのです。

また上半身からの血流不全を生じており、上記の内容にプラスして末端に力が生じてしまい、合わせて足先の冷えを含めて足のも負担もかなり生じている状態でした。

アプローチと再構築

内臓系へのアプローチを実施し、背骨や肋骨、回旋動作を再プログラミングしました。さらに、選手自身の脳が持つ身体のプログラムを再構築し、本来あるべき状態に導くことで、痛みを軽減。結果として、リラックスして走れる身体に変化しました。

精神的・肉体的な変化

痛みが消えることで、選手の精神面にも良い影響が現れました。不安や恐怖、焦り、苛立ちといった感情が大幅に軽減され、前向きな気持ちでプレーに集中できるようになりました。

自律神経への要因も認めたれていたのです。

成果報告

対応から数か月後、12月に再来院していただいた際、新人戦で全国大会に出場したことを報告していただきました。痛みが再発することなく、年末の段階ではさらに良い状態へと進化していました。

12月に新潟から大雪の中を再来院してくださり、2度目の調整をすることができました。

私たちの願い

大好きなサッカーやスポーツを途中で諦めざるを得ない選手を一人でも減らしたい。そのために、このような価値あるアプローチを全国に広げ、スポーツ選手を支えるセラピストやトレーナーを増やしていくことを目指しています。

未来への取り組み

今後も選手一人ひとりの体と心に寄り添い、新たなプログラムや運動指導を提供していきます。そして、スポーツに情熱を注ぐ全ての選手を支え続けていくことをお約束します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次